こんにちは店長です。
歌ってみたという最高の世界があります。
僕もレコーディングスタジオを自分で始めるまで、この世界のことをあまり詳しく知りませんでした。
歌ってみたっていうのは、つまりカラオケを人に聴かせるようなものなのですが、
ただただカラオケを録画して投稿するわけではなく、
ちゃんとレコーディングをしてミックスをして、エフェクトをかけたりして作っていくわけで、
どちらかといえば「カバー」になるわけです。
だから「歌ってみた動画」でも「カバー動画」でもどちらでもいいわけなんですが、
「カバー」というと、プロのアーティストも使う表現で、
少し敷居が高くなってしまうので、あえて「歌ってみた」という曖昧な表現をしているのかな?なんて思います。
今までは素人がカバーした曲なんて誰も聴いてくれないことが多かってでしょうが、
「歌ってみた」という一つの文化ができたことで、いろんな人がその世界で表現したり、交流できるようになりました。
そして「歌ってみた」をやる人は「何を目指しているのか」というと別に歌手になりたいわけではなく、
ただただ表現する場が欲しいというか、そういう人が多いように感じます。
そこはまるで、この混沌とした世界の中で、学業や将来、税金や仕事、親やリアルな生活を忘れ
ただただ自由に表現できる若者たちのパラダイスのようです。
だから「歌ってみた」にはそんなカオスからくる圧倒的な自由を欲するパワーのようなものを感じるんです。